時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

ステンシルです。

きゃあ自分語りよ。てかこれ自己紹介になってますか?

 

 

 

自分をステンシルと名乗るようになった経緯は約20年前に遡る。

日記をwebに公開するようになった時に何の気なしにつけたのだ。そういえば当時はブログという言葉すらなかっ(遠い目

 

トマス・ピンチョンの『V.』に登場するハーバート・ステンシルというカオスな奴に妙なシンパシーを感じていたのである。あー、もし行動に移す気力体力経済力があったら、きっと自分も取り憑かれた何かについて物凄く情報収集するんだろうなぁと。でも集めっぱなしでそれじゃねぇだろう的な枝葉も半端なく溜め込んで無茶苦茶に紐付けたりするだろうから自ずから迷子ってぇやつで。

ステンシルのエピソード部分を「パラノイア患者が探偵をつとめる推理小説」と新たに訳された佐藤良明先生は仰っておられるが。もうね。

 

 

だが、「これ以上あれこれ深入りしたら現実世界に帰ってこれないわ私」と勝手にブレーキをかけて中途半端に日々をやり過ごしてきた。好きなものを横目でちらりと見るくらい。特にこどもと暮らすようになってから自分の読書、音楽ともにほぼゼロの状態で。絵本やこどものうた、アニメはすげえ嗜んだ(今もだな)。

 

転機。昨年秋、立て続けに「実は好きだった」方々がお亡くなりになった。佐山さんとか片山さんとか前田さんとか。

もう見ないようにしてる場合じゃねぇんだ時間がねんだよわたしという名の物語は最終章なんだよと覚醒し。好きなものは好きーーっと素直に言うことにしたのだ。そしたら宮本先生がインスタデビューというなんだこの平成最後の驚天動地。フォローするしかないだろうと。

 

 

というわけで今に至ります。自分の人生、何も抑え込まなくても。やりたい事をドーンとやれです。