2019-08-15 『狐』より「きつね」蔵原伸二郎 読書 『狐』より「きつね」蔵原伸二郎.狐は知つているこの日当たりのいい枯野に自分が一人しかいないのをそれ故に自分が野原の一部分であり全体であるのを風になることも枯草になることもそうしてひとすじの光にさえなることも狐いろした枯野の中でまるで あるかないかの影のような存在であることも知つているまるで風のように走ることも 光よりも早く 走ることもしつているそれ故に じぶんの姿は誰れにも見えない のだと思つている見えないものが 考えながら走つている考えだけが走つているいつのまにか枯野に昼の月が出ていた..なんか最近読んでる本たちに少し近くて。こういう考え方がさらっとできるの面白い と他の作品も読んでみたのだけれど。圧倒的に情報量少ないなぁ。..#読書 #読書記録#books #bookstagram#蔵原伸二郎#青空文庫