2019-02-28 『涙倉の夢』柏葉幸子:作 青山浩行:絵 読書 画 娘(小2)は「猿のエッちゃんが好き」と申しております。 『涙倉の夢』柏葉幸子:作 青山浩行:絵.主人公亜美(中1)の母が、過去に旅館を営んでいた実家の倉を買い受けた。夏休み中に行った祖母の家の近くにあるその倉の中で不思議な体験をする という話。.ーーー娘(小2)が図書館から借りてきた本。おや、ジャケ借りかい? と思い。このひとの絵いいねぇ、バケモノの子のひとだねぇと言ったら(原画担当されてる)。それもよかったのだが、どうも背表紙の方を大変気に入ったのだそうだ。背表紙借りってあまりメジャではないような。フォントとか、ワンポイントの絵って大切なのね。.「あのね。”なみだくら”ってなまえと、この下のやつ。きれいなまるいなんかがね。きれいーって」.彼女は最後まで読みきれていないので、この”きれいなまるいなんか”がまだ何かは分かっていない。母もこの本読ませてな とは伝えているが、最後まで読めたらきっと、とても大切なものだったのだと嬉しそうに話をしてくれると思う。ーーー.「里で生きられんでも山で生きられる命は、生かしてやりたい。命は大切ぞ。だが、山も何人でも引きうけるというわけにはいかん。山のものが一人いなくなれば、そこへ里のものを一人引きうけてやれる」.「自分たちの領域に勝手にふみこんできた人間への怒りかの。里から山にまじった人間の未練かの。親にころされそうになった恨みかの。人として生きていけるものたちへのねたみかの。なんとかして、また人として生きなおしてみたいじゃろうの」.#読書 #読書記録#books #bookstagram#柏葉幸子#青山浩行#娘が借りた本#児童書