時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『秋の暈』織田作之助

『秋の暈』織田作之助オダサクです。この方も夭折されてるのよね…もうホンマ勘弁してみんな元気に長生きして(何..さて。昨日所用で娘(小3)の学校へ行ったのですが。帰り一緒に帰ってきているときに、娘とほぼ同時に「金木犀の匂い!」と叫びました。というわ…

春の風。

悲しみをいつも引き受けてきてくれた君へ。過去への鎮魂と昇華。 少しだけ前回postの続き。..でもね。公園に降り注ぐとても柔らかい陽射しの中、まちに吹き通う春風で舞い上がる桜の花と、それを見あげて泣きそうな笑顔を作る青年ミヤジと、そんなミヤジの肩…

新曲と宮本考。

誤解を与える書き方してるわね(汗)。 そもそもこの歌は映画『宮本から君へ』の主題歌なのです。不器用な宮本の壮大な人生賛歌。君の痛みも何もかも全部俺が引き受けよう。あの世界観に歌が完全一致しているのは、監督と原作者のエレカシ愛が詰まってるのも大…

Do you remember ?

最高の高の高の高の高の高の高の高の(もういいです さて。「Do you remember ?」祭りが続いている我です。.我はこんなときがやってくるとは夢にも思っていませんでした。控えめに言って人生最高です。.実は『ココロに花を』が出たとき、あぁミヤジはこれで自…

似合うのと最高なのと。

ステンシル史上最高の一曲。わー、すげぇな。 さて。LedZeppelinを想起してふと思ったことを。.宮本先生、テルミンに興味ないかな。ないな…。なんか似合うけど(失礼よ)←失礼なのか?ここはパフォーマとしてひとつどうでしょう。でも使い所がわかんねぇ。..さ…

成ちゃん祭りは続くもベーシスト祭りに発展しそうでちょっと待って忙しい

さて。iphone11を購入したステンシルですが。お察しの通り成ちゃん祭りが脳内で続いておりまして。成ちゃんとはエレカシのベーシスト高緑成治さんです。もうね低音病だから。でも今回は徒然にベースの話。..つい先日どなたかのpostで成ちゃんの「チョッパー…

あいほんかえたら成ちゃん祭りがはじまったよ(まだ終わらねぇ

さて。ステンシルは今年2月からInstagramを始め。4月から小学校保護者会の係をすることになり。爆発的にiphoneを使うようになりまして。それまでは会話もメールも主にPCを使用してて。電話などはただ充電してるだけで、ほぼ使わなかった(リアルで電話がか…

『わが半生を語る』太宰治

独歩を好きと言ってくださる方は例外なく好きです(何度も言います)。 『わが半生を語る』太宰治.さくっと小説の方へ目がいかない我です。ついそのひとが何を思っていたのかが気になります。少ししかまだ作品を読んでいないのだけれども。いろいろ思うところ…

とりあえずの虎の巻。

そう。我は安全第一でこの歳になるまで太宰作品をスルーしてきていたのだが。読み出したら面白い。いやこの歳だから面白く読めるのかもしれないなぁ、と成熟度合い(加齢とも言う)に思いを馳せたりなど。.で、太宰の人となりなど全く存じあげないので虎の巻を…

『子規居士と余』高浜虚子

『子規居士と余』高浜虚子.亡くなるときまでずっと正岡子規の側にいた虚子。子規との出会いから別れまでが淡々と、でも生き生きと(ってのもヘンだけど)描かれています。仲間とのやり取り、会話。とても仲の良い様がうかがえて。..虚子が河東碧梧桐と共に京都…

まずは英語でワンクッション。まだ照れがあるのでしょうか先生。

さて。先生の愛情表現第一弾でしょうか。.もうカップリングやばすぎますね。愛に臆病になっているけれど一歩踏み出そうとしてて、君は僕のこときらわないでいてくれるかい? てなうおおお(悶絶).繊細すぎる青年が我には見えてくるわ...(しみじみ.ホンマに青…

『九月十四日の朝』正岡子規

『九月十四日の朝』正岡子規 .子規は1902(明治35)年9月19日に34歳の若さで亡くなりました。.子規の辞世の句は【糸瓜咲て痰のつまりし仏かな】【痰一斗糸瓜の水も間に合はず】【をとゝひのへちまの水も取らざりき】とされているため、忌日が「糸瓜忌」と呼ば…

『十九の秋』永井荷風

『十九の秋』永井荷風.娘(小3)が先日「今日は重陽の節句だから菊の花を飾って菊湯に入りたい」と言ってきたのである。あーー、そういうイベント系(何)実はさらっと流しがちの我でいつも娘に悲しがられるのだけれど。今年は9月9日。くそう娘の方がいろいろ詳…

マーロンブランドからカートコバーンへ脳内迷子。

ひさしぶりにニールヤング思い出したし。 さて。今日は一日娘(小3)の学校関係で朝からバタバタしていました。会議があったり、書類を作成したり、LINEしたり(修行僧の如く)、クラス保護者のみなさまにメールしたり。あー、たったこれだけのことが一日仕事に…

『月の文学館 月の人の一人とならむ』和田博文:編

『月の文学館 月の人の一人とならむ』和田博文:編.月にまつわるアンソロジー。月を題材にするお話に小説、随想、詩など問わず好きかもしれません。この本で初めて拝読する作家の方がとても多く、我はなんて偏った読書をしてんのかしらと思ったり。先日おし…

宮本考後半。宮本先生の今までの愛、これからの愛。

エレカシ「九月の雨」は名曲。ス的ベスト10に入るわよ(何を急に)。←言いたいだけ.さて。前回の続きの宮本考。先生もまた、外側からの価値判断に右往左往し踠き苦しんでいる方である。己よ強くあれ、超人たれ、という思いとは裏腹に。ひとがどう思うか、ひと…

『ROCKIN'ON JAPAN 2019年10月号』そして宮本考前半。

先生に色味が増えてきたのは、とても素敵なことなのです。こんな自分もいいのかなぁと、少しずつ、少しずつでいいから好きな自分を増やしてくれれば。 『ROCKIN'ON JAPAN 2019年10月号』さて。ロッキングオン太陽がいっぱい(違)拝読しましたよ。本気の青春ね…

『森のお店やさん』林原玉枝:文 はらだたけひで:絵

『森のお店やさん』林原玉枝:文 はらだたけひで:絵.娘(小3)蔵書。この中の「きつつきの商売」というお話が教科書に載っていて、とても気に入り購入したもの。でも我がすげぇ気に入ってしまった。なにしろ絵が好き。ぐぅ好き。あと、出てくることばがステキ…

虎と馬の話。

さて。トラウマ。父。さあ愚痴ばっかりだよスルーしていいですよ。そしてどこまでが本当の話でしょう(何)。 大学入試の話。「いい国立」なら家を出てもよく、そうでなければ地元短大でいいという父親の強い圧。何だろうね。我は四人兄弟で長女・次女・長男・…

『コロボックル童話集』佐藤さとる:作 村上勉:絵

『コロボックル童話集』佐藤さとる:作 村上勉:絵.娘(小3)が学校で借りてきた本。3年生の学内課題図書だそうだ。週一で読書という授業があり、毎週3冊借り換えては読む。1年のうちこの本は読みましょうみたいな指定本が学年ごとにある。それを司書さん(読…

『独歩全集9 詩 及 小品集』国木田独歩

この新潮文庫、全巻見てみたいけれど。とりあえず持ち歩ける独歩詩集なので良し。 こちらをご訪問の方、どんな詩を書かれているのか知りたい方は我の独歩のタグでいくつか作品が拾えますのでご参考まで。 『独歩全集9 詩 及 小品集』国木田独歩.持ち歩ける独…

『芥川賞ぜんぶ読む』菊池良

これ、龍さんみたいな作風の ていう選ばれ方ではないのね。←今更感 『芥川賞ぜんぶ読む』菊池良.こちらは昨日おしりたんていの最新刊を新しい本屋さんに買いに行ったときに目に入って衝動買いしたものです。そういえば我、芥川賞とか直木賞とかなぞって来て…

『ころべばいいのに』ヨシタケシンスケ

『ころべばいいのに』ヨシタケシンスケ.娘(小3)蔵書。地下鉄内に貼ってあった広告を見て、「母ちゃんこれ欲しい」と言ってきたもの。.世の中には、どうしても好きになれないひとって、いるよね。という話なのだけれど。..どうもこの本読んでると、あーきっと…

母さんのライフはゼロよ。

さて。午後の部。娘下校時、バス停でお迎えして一緒に帰ってきてたら。すげぇちっさい犬がヨロヨロはるか前方の歩道を歩いてて。「迷い犬」初めて見た。あまりのヨロヨロトロトロぶりにすでになんか事故ってんのかと思い、ほってもおけず怪我してないかみて…

じいちゃん爆弾。

さて。昨日はイレギュラなことが午前に1つ、午後に1つ発生し。夜には「もうやめたげて! 母さんのライフはゼロよ!!」状態に。夏のおさんぽTシャツ来てお揃いの高揚感でライフ回復しつつ(狂)早々に寝ました。.午前の部。実は1ヶ月ほど前に洗濯機が壊れて…

『日本の名随筆25 音』より「音」の世界 ー あとがきにかえて  團伊玖磨

『日本の名随筆25 音』より「音」の世界 ー あとがきにかえて團伊玖磨.実はこの名随筆シリーズ全巻すげぇ欲しい。欲しい。欲しい(しつこい)。作家が何を考えてるのかを知るには随筆・日記・手紙だと思っている我です。古本で出品されたりしてるけれど。でも…

『蟲の聲』永井荷風

『蟲の聲』永井荷風.さて。もうすっかり秋風です。そういえば我は秋の虫の声がとても好きなのですが、誰がどう鳴くのかあまりよく知らないまま生きてきました。先日、娘(小3)から道端で音を聴き「あっ、この虫なんて虫?」と聞かれて答えられませんでした。…

『二百十日』夏目漱石

『二百十日』夏目漱石.さて。九月です。というわけで漱石先生のこちらを。二百十日に熊本の阿蘇山に登る男二人、という話。漱石も実際に阿蘇山に登っており、さらに嵐により登頂を断念しています。その体験を基に書かれた、と言われています。.豆腐屋の息子…