時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『再會』国木田独歩

『再會』国木田独歩.こちらの詩は『獨歩遺文』に収められたもののひとつです。.激しい感情を心の中に持っているのにも関わらず、その文章ではどこかしら遠いところから静かに自身を俯瞰する一面も持つ方です。他人事というか客観的に見つめているだけでそこ…

『十年前の田園生活』国木田独歩

『十年前の田園生活』国木田独歩.さて。本日6/23は独歩忌です。という訳で独歩を読みます。こちらは明治40年に出されたものです。このときから十年前、そう、ちょうど「渋谷村」に住んであれこれ考えてたころを回想されてるお話です。明治29年初秋から翌年春…

『孔雀』芥川龍之介

『孔雀』芥川龍之介.青空文庫さまなので全文一気載せです。どうぞ。ーーーーーこれは異本「伊曾保の物語」の一章である。この本はまだ誰も知らない。「或鴉(からす)おのれが人物を驕慢し、孔雀の羽根を見つけて此処かしこにまとひ、爾余(じよ)の諸鳥をば大き…

『大川の水』芥川龍之介

『大川の水』芥川龍之介.さて。独歩はもうすぐ独歩忌が訪れるのでそれまで置いときます。久々の龍さん。大川。かつて隅田川の吾妻橋周辺から下流がそう呼ばれていたそうで。という訳でこちらは龍さんの語る隅田川のキラキラです(そうなのか?..龍さんは中学…