時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

『笑いごとじゃない ー 世にも明るい闘病記』ジョセフ・ヘラー/スピード・ヴォーゲル:著 中野恵津子:訳

キャッチ=22再読始めたらどっか行きそうだな(頭が)。ヨッサリアン〜。

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『笑いごとじゃない ー 世にも明るい闘病記』ジョセフ・ヘラー/スピード・ヴォーゲル:著 中野恵津子:訳.『キャッチ=22』でお馴染み(なのか)ジョセフ・ヘラーの「ギラン・バレー症候群」闘病記。1986年刊行。1981年の発症から回復に至るまでの話。退院できてよかったね。今はもっと最新の治療法があるのでしょうけれど。ヘラーとその友人ヴォーゲルが交互に綴っています。長い付き合いの2人が織りなす絶妙な掛け合い。笑う。いや笑いごとじゃないのだけれど。とにかく面白い。.意識はあるのに呼吸ができなくなるかもしれない恐怖にふと思いを馳せ、急にこちらを思い出して自炊PDF再読。ギラン・バレー症候群(疑い)といえば別にデューク東郷を想起しますがそれはまた別のお話。..最初にヴォーゲルはヘラーについて、「彼の類まれな気の短さ、態度の悪さ、鈍感さ、自分本位、横柄さ、二枚舌、強情さ、意地の悪さ、不誠実さ、消極性、そして何ごとにも不愉快そうにするその態度を、友だち同士で嘆きあったものだ。もちろん、われわれは彼を好きだった……が、なぜ好きかと聞かれれば到底説明し難い。」と語る。そして、彼を好きであることに対して「人はわれわれをきっと気違いだと思っただろう」とまで言う。.そんなヘラー。病気になる1年ほど前に22年間の結婚生活にピリオドを打った結果、58歳にして自己管理能力ゼロという痛い男が爆誕してしまい、血縁に頼ることもよしとしなかった結果、ヴォーゲルはじめ友人たちがなんやかやとかいがいしく面倒を見てて。.それにしてもこんな元気なICU患者いたらビビる。結局、全身の筋力低下で動けないのに、なぜか喉の機能は問題なく普通に話せたという奇跡的な状況のおかげで、彼は狂うことなく生き抜くことができた、と。結果しゃべり通し。意識のない患者に囲まれてテンション高くしゃべり続ける動けない男。シュールだわ。.集中治療室を集合場所にし、かつサロンにもしちゃう愛すべき悪友たち。たくさん紹介したいのだけれどまた今度(今度があるのか?)。ダスティン・ホフマンとか。お気に入りの看護師をなんとかして口説こうとする瀕死の患者(ヘラー)。しみじみ思った。病院スタッフのなんと優しいことか。あ、結局看護師さんと再婚するのだけれど。.しかし。なんといってもヴォーゲルである。何このひと。分身?.最愛のバディ、ヴォーゲルからのありがたいお言葉。「ギラン・バレー病を体験したジョーはあらゆる面で見違えるようによくなった。あまりよくなったので、この病気から回復したら、今度はどうやって次の奇病にかからせようかと友だちの間で話し合ったほどだ。私は今でもそれについて研究している。私のため、人類のために。」.頼むぞヴォーゲル我らが人類のために。..#読書 #読書記録#books #bookstagram#ジョセフヘラー#ジョーゼフヘラー#josephheller#スピードヴォーゲル#speedvogel#中野恵津子#海外文学ヘラー、ティン・パン・アレーに住んでたのかぁ。としみじみするも、マンハッタン方面には意識がむかず、当たり前のように細野晴臣を聴きだす我。林立夫さんも好き。くそうアフタースクールハングアウト生で観たい。そして誰か止めて。沼澤尚神〜。←たかしがみという名の神様#ティンパンアレー#細野晴臣#林立夫#アフタースクールハングアウト#沼澤尚