時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

生命賛歌よ。

https://www.instagram.com/p/BzJ__Aul6wv/

独歩祭りだと言っときながらすぐ横道に逸れる我。.そういえば、我が敬愛する宮本浩次先生は、埼玉古墳群を見て、そのスケールのでかさと佇まいに圧倒され「生命賛歌」という曲を作られています(2003年発表14thアルバム『俺の道』収録)。先生37歳の作。もうね。.というわけで一部抜粋。ーーーーーそいつは立ってた。そして突然現れた。「オマエハナンダ? ココハドコダ?」吃驚したぜ。風が吹いてた。荒野の感じがした。におい立つ真夏の草の果てにあるオマエは正しく、ウチュウ。ーーーーー.ーーーーーひょうろく玉のドタマブッ飛ぶトチの愛。オレは突っ立って泣いた。太陽がおちてヒトカゲ無くて遠くで鳴ってる生活の音が人口の多い、この国の俺を彼方へ飛ばす。「オマエ・デッケェナ。」ーーーーー.ーーーーー恐らくは日本人と呼ばれる以前の死に絶えしヒトビトの祈り有りて、オンボロの想いを乗せた"インテリジェンス"の亡霊を、オマエ嘲笑う。精一杯のヒトの生命賛歌を。ーーーーー..ヒトビトの想い、祈りで作られたそれは、そんなヒトビトの想いをよそに気の遠くなるような長い年月をかけてそのトチ、またそのトチの自然と一体となりただ存在し続ける。「栄華の極致」「世俗の信仰の権化であるゆえにヒトハダノニホイ渦まいて」いる人工建造物であるのにも関わらず。その無意味さを呑み込み嘲笑うかのように。.そのでかさに立ち尽くすしかなく、目の前にある大きな存在とそれを包む自然に驚き、そこに果てしの無いウチュウを見て。ただただ吃驚して、突っ立って泣いて。その感性たるや。..#エレカシ#エレファントカシマシ#宮本浩次#生命賛歌#俺の道#さきたま古墳群#埼玉古墳群この『俺の道』、もうほぼ全ての曲が内省極まりない作品で。己を見つめ世間と自然とに対峙し先生の中の宇宙をぐるぐるとしているさまに悶死するアルバムとなっております。これはおススメさせていただきたい。