時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

『再會』国木田独歩

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『再會』国木田独歩.こちらの詩は『獨歩遺文』に収められたもののひとつです。.激しい感情を心の中に持っているのにも関わらず、その文章ではどこかしら遠いところから静かに自身を俯瞰する一面も持つ方です。他人事というか客観的に見つめているだけでそこから先の感情が白いというか。ここで再会した方とも直接何か言うでもなく、ああ、元気そうで何より と思ったのでしょう(激しい既視感)。←誰感情を自ら抑制している というよりは、無意識のうちにスイッチが切り替わるというか自己防衛の為せる業というか。ね。..(本来は字下げなどしてありますが体裁の都合上頭揃えてしまっています。わかりづらくなるので字下げされてないとこで一行空けましたすみません)ーーーーーーーーこの世にまた君と遇ふことあらんとも思はざりしに.忘れねばこそ面影の早くも君を見つけぬる哉.浮世の巷に遇ひ見れば君はをさな子背に負ひてよき母親となられたり.君と別れてはや四とせ四とせが間.世のうきふしに遇ふ毎に別れし君を思ひ出でける.我は昔にかはらねど君は母御となりにけり.そのをさな子を背に負ひて玉川の清きほとりそのふる里に歸り行け.われは都に別れし君を思ひつゝ.世のうきふしに浮世のちまたにさすらはん.この世にまた君と遇ふことあらんかもーーーーーーーー..#読書#読書記録#books#bookstagram#国木田独歩