時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

『どんぐりと山猫』宮澤賢治

https://www.instagram.com/p/ByJJ2FelqXN/

『どんぐりと山猫』宮澤賢治.娘(小3)が寝る前に。今日は何読もうかねと聞いた母に「お母さんの最近読んでるのでオススメのやつ」と言ってきて。はぁ、え? なに例えば? と聞いたら「国木田独歩とか鈴木三重吉とか」。く、国木田君? むずかしいよ(すぐに選ぶのが)。で、三重吉兄さんはまだ童話にたどり着いてないのよ(偏りすぎなのよ我)。.という訳で困ったときのケンジ君。青空文庫さんを朗読。娘はビジュアルがあってもなくても平気。脳内変換を楽しむのでしょう。親子よの(その辺は母似だと旦那に言われ)。.さて。どんぐりと山猫。一郎のもとに届いた手紙からはじまり。.ーーーーーーーーーー「あなたは、ごきげんよろしいほで、けつこです。 あした、めんどなさいばんしますから、おいでんなさい。 とびどぐもたないでくなさい。  山ねこ 拝」ーーーーーーーーーー.ぐっと来ていた。しめしめである。山猫に呼び出されたい〜と悶えていた。親子よの(その辺も母似だと旦那に言われ)。.他にも彼女は「オノマトペまんさいでおもろい」と評していた。ほほう。「どっどどどどうど」のケンジ君に対し「語彙力のなさ!」とディスってたころが懐かしいわ(超失礼)。最近授業でオノマトペを習ったばかりの彼女。またひとつ新しい娘に。.白いきのこの「どってこどってこどってこどってこと、変な楽隊をやってい」るところはしばらくツボっており、繰り返しどってこやらされ母が疲弊。そして、ぴかぴかの黄金色(きんいろ)のどんぐりたちが最高にツボだったそうだ。.ーーーーーーーーーーびっくりして屈んで見ますと、草のなかに、あっちにもこっちにも、黄金いろの円いものが、ぴかぴかひかっているのでした。よくみると、みんなそれは赤いずぼんをはいたどんぐりで、もうその数ときたら、三百でも利かないようでした。わあわあわあわあ、みんななにか云っているのです。ーーーーーーーーーー.馬車別当が鈴をがらんがらんと鳴らしたり、むちをひゅうぱちっとならしたり。で。山猫判事の.ーーーーーーーーーー「裁判ももうきょうで三日目だぞ。いい加減に仲なおりしたらどうだ。」ーーーーーーーーーー.という台詞がひたすら繰り返されてるのにもツボり。3度目に出てきたときは「裁」と聞いたらもう爆笑。そして、みごと一郎がどんぐり裁判に名裁きを下し。そのお礼として鮭の頭と黄金のどんぐりとどっちがいいと聞かれどんぐりと答えたところ、”さっきのどんぐりをますに入れて、はかって”一升分くれた と読んだら「さっきのどんぐり〜? まじかーー! 赤いずぼん〜!!」と大いにウケており。..順調に妄想を膨らますひとに育っているのだが(順調?)。よし。このまま日本文学の沼に引きずり込むとして(何画策)。もうぐっとくるもんなら何でも。年齢とか関係ねぇ。.10人の娘ちゃんの好みはそれぞれ違うのかしらね(まだ聞けてない)。..#読書 #読書記録#books #bookstagram#宮澤賢治#青空文庫