時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

『珊瑚集 仏蘭西近代抒情詩選』永井荷風訳 「偶成」ポール・ヴェルレーヌ

 

 いや。つい。勝手な思い込みが。。。

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『フランス名詩選』でこれを思い出し、再読。 「遇成」ポオル・ヴヱルレヱン空は屋根のかなたにかくも静(しづか)にかくも青し。樹は屋根のかなたに 青き葉をゆする。打仰(うちあふ)ぐ空高く御寺の鐘はやはらかに鳴る。打仰ぐ樹の上に鳥はかなしく歌ふ。あゝ神よ。質朴なる人生はかしこなりけり。かの平和なる物のひゞきは街より来(きた)る。君、過ぎし日に何をかなせし。君今こゝに唯だ嘆く。語れや、君、そもわかき折なにをかなせし。ーーーアルチュール・ランボーとの別れ話を拗らせ、銃を彼に発砲した罪に問われ服役。独房の窓からわずかに見える空を見つめ生まれた詩である。荷風はこれを「偶成」と題している。センス最高かよ。堀口大学「屋根の向うに」、橋下一明「空は屋根のむこうに・・・」渋沢孝輔「空はいま、屋根の上に」も読んだのだけれど、永井荷風の紡ぐ言葉の響きが私は好き。ところで。「お前は何をした 何をしてきた聴こえる町の音 そりゃ懐かしいだろうがお前は何處(どこ)だ」と歌ったのは宮本浩次。もう好き過ぎて時々エッこんなトコで!? というタイミングで偏執的に愛をぶち撒けます。すみません。#読書 #読書記録#books #bookstagram#永井荷風 #ヴェルレーヌ#アルチュールランボー#宮本浩次↑ランボーって単純につけるともれなく怒ってるスタローンがヒットしますね