時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

スの耳の聴こえ方。その1:「とてもこまっていること」

さて。Instagramの方で、養老孟司久石譲の『神々のお茶会』(タイトル全然違いますよ)を読んで”聴覚”について目から鱗がざくざく落ちました ということを書いた。

そこで考えたことあれこれを。長すぎて2つに分けるわ(早速深掘迷子

 

その1は聴覚過敏・聴覚情報処理について。

 

スが「聴覚過敏&聴覚情報処理に問題有」と自覚したのはここ最近のこと。

養老さんの仰る「目は論理性を持っていない。あるものが全部目に入ってくる」というのを耳もやっちゃっている。周りで出されている音全部が耳に入ってきて取捨選択ができない。フォーカスできないというかフルオープンというか。

 

雑踏の中だと特に、一緒に話しているひとの声が結構な割合で拾えない。

そういうとこでひとと話す時は、今までの話の流れと仕草や口の動きなどを全部ひっくるめて「あ、このひと今こう言ってる」と推測しながら会話することが多い。

後、マジかと自分も言うくらい聞き間違いをする。非常に不便かつ相手様に失礼な話で。

 

雑多な音をたくさん浴びると激しく疲労する。今まで身体がしんどいんだなと思っていた。でも何で動けなくなるほど疲れるんだろう何もしてねぇのに と調べてみてそれが聴覚過敏による脳疲労だったと分かり。

 

こどもが生まれて、聞かねばならない音が一気に増え、初めてそれに気がついた。今までは世間一般皆こんなもんなんだと思って疑ってなかったのである。

 

 

これまでなぜ気づかずに来られたのか。

そういえば固定電話の着信音大嫌いだった。大声出すひとも苦手。エアコン、時計の秒針、冷蔵庫、換気扇、PCの待機音、etc. がいつもそばに貼り付いている。

というわけで、ほぼ一日中ヘッドホンで音楽聴いてた(ひととのコミュニケーション拒絶?)。フタしっぱなしで耳の中にカビ生やして耳鼻科の先生に笑われた。

考えてみれば、自分の好きな音以外を排除して何とかやってきていたのである。無意識だなぁ。

 

でもね。こども&パラダイスじいちゃん(誰)の出す声や生活音、聞かないわけにはいくまい。

旦那は寡黙なひとだったんだな…(再認識)。

 

今は家の中で家人がいる時は工事現場のおっちゃんがやるようなガチなイヤマフしたり(家族了解済)、外出中はQuietOnというノイズキャンセリング耳栓をしたり。これらはノイズはカットするけど人の声は聞こえるというやつ。ええと、人の声も一度にバラバラ入ってくるとしんどいのはどうすれば(諦めなさい

 

ひとりの時はテレビを見る時は音消すという典型的なアレ。字幕で理解。まぁ、見なくなりますね。で、だいたいヘッドホンで音楽聴いてる。

こどものアニメ攻撃はもう如何ともしがたい。