時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

宮本先生の太陽って何だ。

そういえば「宮本考」とか言ったけどいつもそんなだな。中毒。

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『ROCKIN’ON JAPAN 2019年8月号』さて。なんだか読書は滞っていないのですが、読了に時間がかかります。というわけで宮本考。←いつものことだええ、本日は限りない自己満足です。自分を甘やかす日。すみません。何言ってんだと思ってもスルーしてくださいませね。..先生のソロ『昇る太陽』。今まで無自覚だった自分の中のパンクをひとつ形にした、と。「ほんとはミスマッチかもしれない」ハイトーンの美声とパンクのリズム。でもそれが今の自分、今の気分。やりたい音を次から次へと溢れさせている。無意識に抑えていたものが今飛び出して来ているという感じ。先生の今までの人生で蓄積された色々な音、ひとからの言葉、評価。それらが渾然一体となっている音。..先生は「若い時は、夢を食って生きてる感じがするじゃない。」と仰っていた。「今はやることがはっきりしてるから」と。いいコンディションでいるのも仕事。自分が気になる様々なものを見聞きするのも仕事。いい曲を創り出して皆に届くいい歌を歌うのが仕事。そして規則的になった現実の生活リズムに違和感なく適応するようになっていて。地に(現実に)足つけて歩んでゆく日々。..でも、中から出てくる言葉は変わらない。何も変わっていない。常に太陽を目指し光を求め続けている。.実は空を仰ぎ光に祈るという姿は初期にはあまり見られていない。初期の「太陽」は、自己や世間とは超越した圧倒的な存在が、右往左往している人間に容赦無く照りつける、現実を突きつけてくるイメージ。人の世にありて何も変わらぬ自己と日々をいちいち思い起こさせる対象。むしろ月の光に安らぎを得て。.では、彼の中の「太陽」とは何か? 曙光。陽は昇り、また沈む。その輝きは何度も生まれ変わり、新しい光を放つ。空を仰ぎ、光る太陽を見て、立ち上がる。歩き出す。くり出す。駆け抜ける。飛び込む。「いづれにせよ 俺は、 ゆかなきゃあならぬ! どこへ?」.そう。何処へ行くのか。「まだ見ぬ明日へ」。.太陽を目指すといっても太陽がゴールではない。存在も不確定な明日という見えない未来へ向かい生きていくしかない自分。見えないものを手にしようとして、掴んだと思ったその瞬間から色褪せ、果敢なく散りゆき。容赦無く日々は流れ。世間と自己との乖離、孤独。行くしかねぇ明日って何だ?.そして、こうも考える。「死ぬまでにどこまでたどりつけるだらう?」。その問いは、そのときが来るまで解ることがなくて。いつまでも満たされることのない、見えない未来への問い。.常に照らし続けてくれる太陽は、いつしか「わたしの輝く明日」を願い祈る対象へと変化する。でもそれは、彼の心の中にある太陽で。心の中の光を、自己の輝きだと確信が持てるまで、自分の願いが現実と一致するまで祈り続ける。そして、「オレは今日をゆく オレは今日を生きる」。..太陽、月、空、風、そして光、闇。エレカシを聴いているときは、その言葉から先生の思考についてたいがいずっと考えてしまう。そして省察する我。なんか、もうすこしでパッと視界が明るくなりそうなのだけれどいまひとつ。もはや宗教か哲学か。..#ロッキングオンジャパン#rockinonjapan#エレカシ#エレファントカシマシ#宮本浩次#昇る太陽(お写真の中の歌詞はみな一部抜粋です)