時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

『コロボックル童話集』佐藤さとる:作 村上勉:絵

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『コロボックル童話集』佐藤さとる:作 村上勉:絵.娘(小3)が学校で借りてきた本。3年生の学内課題図書だそうだ。週一で読書という授業があり、毎週3冊借り換えては読む。1年のうちこの本は読みましょうみたいな指定本が学年ごとにある。それを司書さん(読書の先生)が真剣に選んでるのだろうなと思うと、いいなあ、そういう仕事もしたかったな、とか思う。スの姉は司書資格あるのかな(知らぬとは)。旧制度採用の現独立行政法人所属なので最初はなくてもいけたてやつ。いまの採用時は必須なのかな。.そもそも”コロボックル”ということばを娘はハチクロ読んで知ってて。森田さんが愛でるはぐちゃんみたいなちびっこを想像して借りてきたようなのだけれど、ガチなこびとさんの話だったので「おもてたんとちがった」と言っている。そらそうだ。先入観ちょっとおもろい。.「なあなあ母ちゃん、本当にコロボックルているの?」。うむ。いるかもしれないねぇ。.こちらは短編集でした。とても短いのでこどもがまず読むにはうってつけかもしれません。スは「だれも知らない小さな国」と「星からおちた小さな人」を読んだ記憶があります。うちにも遊びに来ないかなコロボックル、と真剣に考えていた時期がありました。..人間である大工のクラさんと、ヒノキノヒコのトギヤのお話が好きです。とても優しい世界。.違う世界に住んでいるけど同じ大工。トギヤがクラさんの仕事をこっそり見てて、その仕事の素晴らしさにすっかりクラさんのことを好きになってしまい。思わずパッとクラさんの目のまえにとびおりてって「いいうでしてるな。すごいぞ!」。.でもクラさんはトギヤをかんなくずといっしょにふっとふきとばして、一言。「どいてな。仕事のじゃまだよ。」「ほんとだ。こいつはこっちがわるかった。いきなりとびだしていったんでは、じゃまになるばっかりだ。いいとも、ではまたあとでな。」.後になって、ありゃ”たくみの神のお使い”だったのかしらと思うクラさん。.完了した家の奥さんからおよめさんのお世話の話が出て。そのとき、再び神のお使いみたいな小さい人が目の前に現れて「おばさんのいっているのは、自分のむすめのことだよ。おれは、ちゃんと知ってるんだ。もらっちまえよ、クラさん! 」。.コロボックルは気に入った人間と仲良くなって、自分の「かくれ家」をもつ。そろそろヒノキノヒコのカギヤもかくれ家をもつことになりそうで。..#読書 #読書記録#books #bookstagram#佐藤さとる#村上勉#児童書