時々空中へ舞ひ上がつてゐる。

好きなものについて考え続け脳内迷子のパラノイア雑記

読書

ますますニッチな方向へ。

さて。娘(小3)の休校は続いています。この土日久しぶりに旦那が休みだったので休校中の過ごし方について家族で思いを馳せた結果、..娘はクラス1『じゃりン子チエ』に詳しい子になりそうです(悲報…?)。←もしや全国小学3年生1では←ニッチ過ぎて..旦那が自炊コ…

正しい とは。

『四季 冬』森博嗣自戒も込めて。..「私には正しい、貴方には正しくない……。いずれにしても、正しい、なんて概念はその程度のことです」..#読書 #読書記録#books #bookstagram#森博嗣

AIは利害関係なんか考えないその一点でいい仕事すると断言できる。

でもそれをプログラムする人間の悪意とかが入っちゃうとどうなるかわからん。 結局人間の思惑がAIの邪魔をすることになるのだろうか。 これからは人の気持ちを汲む仕事が人間の仕事として残ることになるのだろうね。 『つんつんブラザーズ』森博嗣.思考リセ…

『蜜蜂と遠雷』恩田陸

担当奏者のピアノ祭が始まってます。やはりピアノ男子好きなのね(ジャンル問わず)。 『蜜蜂と遠雷』恩田陸.さて。散々あらゆる方が取り上げていらしたこの作品。我はつい斜めな見方をしてしまいそうね という思いと、そもそも恩田陸さんをあまり存じ上げなか…

『こそあどの森5 ミュージカル・スパイス』岡田淳:文・絵

このひとたちが住んでいる家超好き。ぜひ映像化して欲しいなぁ。 『こそあどの森5 ミュージカル・スパイス』岡田淳:文・絵.娘(小3)蔵書。このシリーズが図書館の学年必読書になっているとかで、1を借りてハマった模様。とても優しい世界。.主人公の男の子…

『ルリボシカミキリの青』福岡伸一

『ルリボシカミキリの青』福岡伸一.福岡ハカセ。ナカヤ君関連でちらちらお見かけしており。何かのテレビ番組で青が好きと仰ってたのを思い出して読んでみたのだけど。なんかそれこそナカヤ君のような文学脳もお持ちな気がする。とても読みやすいのであるね。…

『文学的饒舌』織田作之助

織田作は現代に生きていたらきっとロックしてる(何度でも言う)。 『文学的饒舌』織田作之助.さて。オダサクは昭和22年1月10日に33歳の若さで亡くなりました。結核なのですが。ヒロポン依存激しく、もしかしたらクスリで弱り切った身体にいらぬ菌が入り込みも…

『元日』夏目漱石

『元日』夏目漱石.という訳で(どういう訳か)漱石先生。元日ですし。.朝日新聞から元日(明治43年1月1日)の記事にするから「元日」というお題でなんか書いてと言われたと。んなこと言われてもぶっちゃけ今12月23日ですやん来年のことをさも正月なうみたいに書…

『年末の一日』芥川龍之介

良いお年を。 『年末の一日』芥川龍之介.という訳で(どういう訳か)龍さん。年末やし。いや、この話短いけれど何かこう龍さんのことをそんなあれこれ考えんでもええんやでてぎゅってしたくなる話で(狂..龍さんの元に、新聞記者のK君が訪れる。K君から、時間が…

『サウンドパワー わたしたちは、いつのまにか「音」誘導されている!?』ミテイラー千穂

マインドコントロール的な背徳感も研究が進まない原因なのかしらね。倫理観とか。 『サウンドパワー わたしたちは、いつのまにか「音」に誘導されている⁉︎』ミテイラー千穂.「聴覚は、全方位を24時間監視している」.こちらの本はフォローさせていただいてお…

『雲の日記』正岡子規

『雲の日記』正岡子規.すでに病床にある明治31年(1898年)12月15日から31日までの話。まだ30歳。このころにただ雲について日記を書いてみようと思うその発想。全文載せたいくらい好きな作品なのだけれど。.「明治卅一年十二月十五日 朝晴れて障子を開く。赤ぼ…

『漱石氏と私』高浜虚子

『漱石氏と私』高浜虚子.まだ漱石祭。つい古くからの友人の話を読みたくなります。高浜虚子は俳人であり作家ですが、雑誌『ホトトギス』を明治31年に継承、主宰となり、漱石の『猫』『坊ちゃん』や三重吉の『千鳥』などを掲載しました。シャボテン党党首。.…

『水底の感』夏目漱石

『水底の感』夏目漱石.というわけで(どういうわけ)なんとなくこちら。寺田寅彦宛の端書に書いてあった詩(明治37年)。こちらは手元に残していらしたのね寅彦さん。教え子であり、「厳頭之感」という遺書を残し華厳滝に身を投げた藤村操について、その藤村操の…

『冬彦夜話 ー 漱石先生に関する事ども ー 』中谷宇吉郎

『冬彦夜話 ー 漱石先生に関する事ども ー』中谷宇吉郎.先日のpostした寺田寅彦。寅彦さんといえばナカヤ君である。漱石忌を迎えたのでしばらく漱石祭。あれこれと脳内ツリー探索。..この話は漱石先生のことをお話しされている吉村冬彦(寺田寅彦)先生につい…

『夏目漱石先生の追憶』寺田寅彦

『夏目漱石先生の追憶』寺田寅彦.本日12月9日は漱石忌。ずっと仲良しだった寺田寅彦による漱石先生のあれこれを。.高校在学中に漱石先生から点をもらえるよう働きかけるために初めて先生の家を尋ねたところから話は始まってて。俳句にハマって。書生にして欲…

『幸福はただ私の部屋の中だけに』森茉莉

『幸福はただ私の部屋の中だけに』森茉莉.ええ。影響されぇです。宮本先生の最近よく出るキーワードのひとつ、森茉莉。エッセイ集です。でも実は森茉莉さんの贅沢貧乏という考え方にものすげぇ影響を受けていた我です。数十年前にwebで書いていた日記は贅沢…

『かなしみがやってきたらきみは』エヴァ・イーランド:作 いとうひろみ:訳

『かなしみがやってきたらきみは』エヴァ・イーランド:作 いとうひろみ:訳.こちらは我の本。娘(小3)は最近「悲しい扉が開きそうなの」と言うことが少なくなってきているけれど。そろそろ違うタイプのかなしみがやってくることがあるかもしれないなぁ とか…

『妄想』森鷗外

『妄想』森鷗外.海辺の松林に小家を建てて住む白髪の老人が自身の若いころ=伯林(ベルリン)に留学していたころのことを回顧し、自問しているという話。鷗外50歳の作。当時の50歳てもう晩年なのよね…。.江戸から明治に時代が移り、西洋の全てを取り込もうとす…

『サンタクロースっているんでしょうか?』

いますよ。 『サンタクロースっているんでしょうか?』中村妙子:訳.娘(小3)が学校から借りてきた本。ついにきたか、と思ったけど。そう。娘はサンタさんを信じています。今年は油絵セットを希望されててサンタは目をひんむいています(何我も旦那もイベント…

『懸巣』室生犀星

『懸巣』室生犀星.前回postの続きのようなもの。今回は犀星さんと鳥。.カケス、である。現在は野鳥を飼うことを禁じられているけれど。当時は気楽に飼っていて。このときはヒヨドリと懸巣を飼われていて。.犀星さんは懸巣のことを「彼女」と呼んでらして。声…

『冬の庭』室生犀星

『冬の庭』室生犀星.スの今住んでいるところは四方八方が文字通り家に囲まれていて(窓開けたらすぐ隣の波板もしくは壁)、庭と呼べるスペースが非常に狭い(パラダイスさん脱走防止物件)。そのものっそ狭い空間に、先住の方がこれでもかと植樹されていて。楓、…

『「赤い鳥」の童謡について』鈴木三重吉

『「赤い鳥」の童謡について』鈴木三重吉鈴木三重吉全集第五巻(1938年岩波書店出版)より.三重吉兄さん。←勝手に兄さん呼び ←そんな我は三重吉馬鹿なぜ兄さんが童話、童謡に首を突っ込むもといその生涯を捧げることになったかというと、そもそもご自身が小説…

『えーえんとくちから』笹井宏之

『えーえんとくちから』笹井宏之短歌、俳句、詩集。.ーーーーー今夜から月がふたつになるような気がしませんか 気がしませんかーーーーー..このひとは、きっと雲のように、もしくは鳥のように空にふわりと舞いながら全世界を見渡していて、ふと心に留まった…

『集中力はいらない』森博嗣

『集中力はいらない』森博嗣.久々の森先生。先日新しい本屋さんで娘のかいけつゾロリとともに衝動買い。「アンチ集中力」。先生、またパワーワードをさらっと(悶絶)。.ステンシルは興味のないことには全くアンテナが働かず無知なもののジャンルはそりゃもう…

『巷の声』永井荷風

『巷の声』永井荷風.さて。毎度毎度言っててうんざりされている方もおられましょうが。我は文章中に出てくる音の描写につい気がいってしまうのです。この作品もあらゆる音が想起され、しかも聴いたことのない音などが記述されているのでうおおおおおおってな…

『#こんなブラック・ジャックはイヤだ 4』つのがい その2

手塚作品をいろいろ揃えたくなってきたな。。。やばいな。。。でもとりあえず「ブッキラによろしく!」は欲しい。トロ子ちゃんとロック好き。 旦那は本家BJをとても好きなので、こちらのBJをみると思てたんと違うのと恋する乙女なことを言う。多分娘は本家を…

『#こんなブラック・ジャックはイヤだ 4』つのがい

娘の「エモみって何? アゲみって何? 添えるって?」てとこから解説スタート。 『# こんなブラック・ジャックはイヤだ 4』つのがい.さて。つのがい先生 @tsunogai_gram の4巻目。新刊です! 我は1−3までKindleで所有しておるのですけれども。娘(小3)が…

『美的生活とニイチエ』登張竹風

『美的生活論とニイチエ』登張竹風.先日postした高山樗牛の美的生活とはなんぞやという論説の主賛同者。そういえば我、本能イコール性欲というのかい? それだけじゃねぇでしょうとか言ってましたが。「美的生活とは、単なる本能満足や性的満足ばかりではな…

『美的生活を論ず』高山樗牛

『美的生活を論ず』高山樗牛.最近『漱石の「猫」とニーチェ』(杉田弘子:著)という本を読んでいて、そこに登場してきた作品群を追いかけているところ。「稀代の哲学者に震撼した近代日本の知性たち」というサブタイトルがついていて、我のアンテナにガンガ…

『ハーモノグラフ 和音が織りなす美しい図像』アンソニー・アシュトン:著 山田美明:訳

『ハーモノグラフ 和音が織りなす美しい図像』アンソニー・アシュトン:著 山田美明:訳.ええ。幾何学模様好きです。学がある訳ではなく、猫見たら無条件に可愛いと思うのと同じ。そして音楽理論、一から勉強しようかなと思って。←ものっそハンドル切り間違…